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スギ花粉症に対する新しい舌下免疫療法

 スギ花粉症治療法の一つとして、従来から減感作療法が行われてきました。アレルギーのもとになる物質(抗原)を少量ずつ身体に取り込み、アレルギーに対する身体の反応を弱めていこうという治療です。
 従来この減感作療法を行うには、治療のつど医療機関に来ていただき注射を受ける必要がありました。
 舌下免疫療法は、注射の代わりに内服薬を舌下に投与することにより、注射と同じような効果を得る新しい治療法です。
 舌下免疫療法では、初回の服薬は医療機関でおこなわなければなりませんが、2回目以降は自宅での服薬が可能なため、大変便利になりました。

 また、従来の注射減感作療法より副作用が少ない可能性が示唆されています。  残念ながら舌下免疫療法も夢の治療法ではありません。

 1.治療は全ての方に有効というわけではありません。
 2.投与する舌下にアレルギー反応が生じる場合があります。
 3.治療は2年以上継続することが推奨されています。
 4.舌下療法に適さない方がおられます。
    ・妊娠されている方
    ・喘息や気管支喘息の症状が強く出ている方
    ・重症の口腔アレルギーの方
    ・抜歯後などの口腔内の術後、傷や炎症などがある方
    ・ステロイドや抗がん剤、β阻害薬使用など特定の薬を使用されている方など

 また、治療はアレルギー飛散(通常2月ころからはじまります)の3ヶ月前以前に開始することが推奨されており、実際にアレルギーがおこっている期間の治療開始は避けるべきとされています。
 (従って、通常は5月ころから11月ころまでが、治療開始に適した期間です)

   治療開始前にには、アレルギーや体調、既往歴等の問診やスギ花粉症であることの確認のための検査などの準備が必要です。

   現在、専門の講習を受けて確認テストを受けた医師のみが、舌下免疫療法治療薬の処方をすることができます。
 当院には該当医師がおりますので、お気軽にお尋ねください。

 日本アレルギー学会→一般のみなさま向けコンテンツ
         →アレルギーの病気についてQ&A
             http://www.jsaweb.jp
 スギ花粉症舌下免疫療法薬の製造メーカーのページ
     協和発酵キリン→一般・患者のみなさま→花粉症ナビ
              http://www.kyowa-kirin.co.jp/kahun/