当院のリハビリテーション科スタッフは現在、理学療法士(PT)16名、作業療法士(OT)2名、言語聴覚士(ST)2名、リハビリ助手1名の計21名(2020.8現在)で運営しています。リハビリテーション科内の男女比は男性セラピスト6割、女性セラピスト4割の構成です。
当科では急性期(3階)・外来の配属と回復期(2階)の配属とでセラピストが分かれて担当しています。急性期では術後早期から患者様へ介入し、リスク管理を行いながらリハビリを行っています。回復期では、退院先の環境に即した練習を行い、より実践的でスムーズな退院を目指しています。
医師の指示のもと、運動療法や物理療法を行い、座る、立つ、歩くというような日常生活で基本となる動作能力の向上を図っていきます。
医師の指示のもと、食事や更衣、排泄動作といった日常生活の動作や仕事に復帰するための就労動作の練習を行い、日常生活・社会生活に復帰するための能力回復、向上を図っていきます。
医師の指示のもと、言語機能または聴覚に障害のある者に対してその機能向上を図るため言語訓練やその他の訓練を行います。具体的には、音声・言語機能障害や摂食・嚥下機能障害の方へ訓練を実施していきます。
主に整形外科疾患としては、骨折に対する骨接合術、人工関節置換術、脊椎固定術等の術前・術後に行われることが多いです。また、内科系疾患では、脳梗塞や脳出血に対するリハビリを行うことが多いです。
長期臥床等で全身の機能低下を起こしている廃用症候群の方へも早期からリハビリを開始しています。急性期、回復期それぞれの病棟を有しているため、より自宅や自宅以外の退院先へスムーズに切れ目なく患者様に対してリハビリを行える環境となっています。
当院の人工骨頭置換術(BHA)、全人工股関節置換術(THA)では前方アプローチを採用しています(一般的な人工股関節置換術では、後方アプローチが多く、足を深く曲げた(深屈曲)際に、股関節が後方へ脱臼するリスクが生じます。)術後に足を深く曲げても(深屈曲)脱臼の心配は少なく、昔ながらの町家造りの建物で生活されている方への影響も最小限にとどめることができます。
術後のリハビリでも早期から介入し、床からの立ち上がり動作や布団生活を想定した起居動作、土間を想定した高めの段差昇降練習なども行っています。
回復期病棟では、特定の疾患(回復期対象疾患)の患者様が入院される病棟です。当院3階病棟から転床される方や近隣の急性期病院から転院されて来られる患者様からと様々な方がおられます。
急性期や地域包括病棟と比較するとリハビリ内容もより実践的なものとなり、リハビリ提供時間も余裕をもって提供できる環境となります。それに加え、医師や病棟看護師、ソーシャルワーカー、薬剤師、栄養士等の多職種と密に連携を図りながらリハビリ介入を行っていくことで早期退院を目指していきます。
3階病棟は主に発症、受傷、術後間もない急性期と言われる時期の患者様がおられる病棟になります。まだまだ、ベッド上やベッド周辺での生活動作がやっとな状態です。リハビリスタッフは、こうした患者様に対して術後早期より車いすへの移乗動作やトイレ動作など生活に最低限度必要な動作練習から開始していきます。
急性期治療を終え、症状が安定した患者様に対して、在宅や施設等へ退院するにあたって必要な動作のリハビリを行っていきます。急性期と比較して、より具体的な内容のリハビリを行っていきます。
施設名称 | 社会福祉法人 京都社会事業財団 京都からすま病院 |
所在地 | 〒603-8142 京都市北区小山北上総町14 |
連絡先(代表) | TEL 075-491-8559(代) FAX 075-492-4304(代) |
医療法病床数 | 100床 |
稼働病床数 | 91床 ・一般(10対1) 41床 ・地域包括ケア 10床 ・回復期リハ 40床 |
標榜診療科 | 標榜診療科 内科、脳神経内科、外科、婦人科、整形外科、消化器内科、消化器外科、放射線科、リハビリテーション科 |
〇公共交通機関でお越しの方
・地下鉄烏丸線 北大路駅下車 徒歩1分
(1番・3番出口よりお越しください)
・北大路バスターミナルより 徒歩5分
〇提携駐車場:キタオオジタウン駐車場
・診察/通院 3時間まで無料
・お見舞い等 1時間まで無料